借地権の売却でありがちなケース

土地4

借地権者が借地上の建物を第三者に売却する際には、借地権も一緒に譲渡することになります。この時に必ず必要になるのが、土地を貸している地主の承諾です。借地の契約に関して熟知していない、建物の所有は自分だからなどの理由で、地主の承諾を得ないまま売却をしてしまうケースが多くあります。

交渉をするのが面倒、売却してしまった後に報告するだけでいいだろうと言った考えで無断で売却をしてしまう場合もあります。ですが基本的なルールとしては地主の承諾は絶対に必要なものであり、無断で売却をするのは契約違反になります。

地主によっては売却をした後に何も言わない場合もありますが、稀なケースであり、多くの場合は契約違反から借地の賃貸借契約を解除されてしまうことになります。契約を解除されてしまうと、借地権が消滅して使えない土地の上に建物が浮いているような状態になってしまい、建物自体の買い手にとってもデメリットとなるので、売買契約も白紙に戻ってしまう可能性が高くなります。

もちろん、地主が売却の承諾をしない場合には裁判所に申し立てをして認めてもらうケースもありますが、もともと地主に承諾を得るための交渉をしていないことがわかれば、公平さを図るために、裁判所が売却を認める可能性は低くなってしまいます。

(借地権の売却を検討している時、どこに相談する?)